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理事長の部屋

更新日:2025年8月20日

先月に続き、またまた電車内の話です。

通勤時間が長い上に、人間ウォッチングが好きなんですよね。


先日、新宿でちょっと混んだ山手線に乗りました。

私は空いたスペースを目指して車内中ほどに行って立っていたら、少し離れた座席に座っていた10代に見える女の子が目の前に立った高齢女性に「どうぞ」と言って席を譲るべく立ち上がりました。


するとその女性は「あ、良いです。三つ目で下りますから良いです。」と言って座ろうとしませんでした。


その方は白髪混じりですがとてもおしゃれな感じの高齢女性でした。立ち上がった女の子はちょっと残念そうに座り、高齢女性はそこには居づらかったのかドアの近くに移動しました。これって、なんとなく気まずい感じですよね。


今年のウィンブルドンテニス男子シングルス車椅子の部で、小田凱人(おだときと)選手が優勝しました。決勝戦の相手は小田選手とトップを争う、ライバルのイギリス選手です。


激戦を制した小田選手がインタビューに答えている中でこんな発言がありました。

「完全アウェイの試合で、負けたらダサいな。勝ったら俺ってやるっしょみたいな・・・(笑)」


スポーツ選手が「負けたらダサい」と言うのはなかなか聞けないかも。私はとてもすがすがしく感じたのです。そして世の中のことを「ダサい」と「カッコいい」に分けて考えてみてみるのもアリだと思ったのです。


例えば、


・自分中心で思いやりがないのは「ダサい」

・自分より弱い立場の人の身になって考えるのは「カッコいい」

・周りの目を気にするあまり当たり障りのない人生は「ダサい」

・自分の気持ちに正直に生きているけれど周りの意見は真摯に聞いているのは「カッコいい」


・・・とか。


こんな風に考えるのは自分の感覚だけなので、当てはまらないことが多いでしょう。

でも、ここは私の独り言の場なので言わせてもらえば、電車の高齢女性は「ダサい」と思います。

同じような高齢女性の私としては、ダサい人生は送りたくないな~、自分で自分をカッコいいと思えるように暮らしていきたい。

誰からもカッコいいと思われなくてもね。

 
  • 2025年6月10日
  • 読了時間: 3分

NPO法人かすみ草の理事長を務めさせていただき、15年が経ちました。

昨年には、設立20周年の会を行うこともでき、素人集団の法人がなんとかここまでやってこられたこと、皆様に感謝です。


ホームページが新しくなった機会に「理事長の部屋」を(遅ればせながら)始めますね。

と言っても、私の勝手な独り言なので軽く受け流していただければと思います。


私は板橋区から永福町まで通勤しています。東武東上線→山手線→京王線→京王井の頭線と、電車を乗り継いで片道1時間半の旅です。(なかなか疲れます)

最近は席を譲ってくださることもあり、初めはびっくりしたものですが、今では喜んで座らせてもらってます。


“席を譲る”には一つ思い出があるんです。


私がまだ小学生(たぶん1~2年生)の頃、父と二人で出かけた帰りにわりと長い時間、電車に乗り二人で座席に座っていました。

電車が急に混んできて、目の前におばあさんが立ったのです。


今なら躊躇なく立つ私ですが、まだ7歳で席を譲るなんてやったこともなく、もの凄く悩んだことを覚えています。

どうやって声を掛けたら良いのかとかいうことではなく、ともかく勇気がなかったのです。


席を譲ることに、なぜそんなに勇気がいるのか、

すっかり図々しくなった今の私には考えられないことなのですが、

おばあさんを目の前にして、


(立つんだ私!今立つんだ!何してるのよ、早く!)


といった心の声と動かない身体が葛藤していたのです。

きっと一駅か二駅くらいの間なのでしょうが、ものすごーく長い時間に思えました。


そしてやっと勇気を奮い起こし、「どうぞ」(と言ったかどうか…)と立ち上がりおばあさんに席を譲ろうとしたその時


隣の父が立ち上がり「節子は座ってなさい」みたいなことを言って、おばあさんに席を譲ったのです。 


えっえぇ—っ!?私の今までの葛藤は何だったのよ〰!


そのあと家に帰るまで、父とは口をききませんでした。

父は寝たふりでもしていたのか?今思い出しても腹立たしいです。


しかしながら、人に席を譲ったり、視覚障害の方にお手伝いを申し出るのは、今でもちょっと勇気がいるんです。


これってきっと、私だけじゃないですよね?


なぜなのか?

なんだか恥ずかしいのか?

タイミングが難しいのか?以前に譲ったら断られたりしてトラウマなのか? 


でも譲った後は、すがすがしい気持ちになりますよね。


私もそれなりの歳になり、席を立ってくださったその方の勇気にも尊敬し感謝しています。

先日、中学生くらいの女の子がさっと立って譲ってくれた時には思わず「なんてご親切な!」と言ってしまいました。

電車やバスで、お年寄りや障がいのある方、周りの方たちも気持ち良く過ごせると良いですね。


きっと良い一日になることでしょう。

 
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